パパ活って犯罪じゃないの?犯罪になるパターンとは

近年、新しい男女の関係として広まっているパパ活ですが、パパ活をよく知らない人や未経験の人は「パパ活は犯罪行為になってしまうのではないか?」と思ってしまう人もいますよね。しかし、パパ活は犯罪行為ではありません。
でも、相手女性や、パパ活の内容などによっては犯罪になってしまう可能性があります。
そこで今回は、パパ活が犯罪になってしまうケースと犯罪にならないケース、パパ活を安全にするポイントについてお話していきます。
そのことを理解しておかないと、意識しないうちに犯罪行為をしてしまう可能性もあります。
パパ活が犯罪になってしまうケース
パパ活ですが、パパ活専用アプリやパパ活専用サイトも登場し、より多くの人が利用するようになってきました。実際には、パパ活をしただけでは法律に違反するわけではありませんが、場合によって犯罪になってしまうこともあります。
ここでは、パパ活が犯罪になってしまうケースを3つ紹介していきます。
相手が既婚者の場合
パパ活の相手が、既婚者の場合には、犯罪になってしまいます。食事だけの場合は、大丈夫ですが、性行為まで行ってしまうと法律上「不倫、不貞行為」になってしまいます。
不倫は、民法違反になってしまい、慰謝料を請求されてしまう可能性が高いのです。特に複数回の関係をもっている場合には、より慰謝料が高くなる可能性があります。これは恋愛感情がなかったとしても関係なく請求されます。
しかし、女性側が既婚者であることを隠していたり、既婚者であるにもかかわらず独身だと偽っていたりした場合には慰謝料が請求されないこともあります。
相手が未成年の場合
相手の女性が未成年だった場合にも、犯罪になります。相手が未成年の場合は刑法第224条「略取、誘拐及び人身売買の罪」に該当してしまうため犯罪になってしまいます。
これは既婚者の場合とは違い、体の関係がなかったとしても変わらず犯罪行為になって処罰される可能性があります。
また、お互いが合意していたとしても、金銭が目当ての女性につけ込んで、パパ活に誘った場合は「誘拐」とみなされることがありますので注意が必要です。
特に、17歳以下の相手と体の関係があった場合には、児童福祉法など複数の法律に違反してしまうので、罪はより重いものになってしまいます。
18歳未満かどうかは、しっかり確認しているとは思いますが、18歳以上20歳未満の場合、未成年に該当するので注意してください。
結婚などを約束してしまった場合
パパ活でも、結婚などを約束して関係を迫ってしまうと犯罪になってしまうケースがあります。また、その場の勢いで結婚を約束して体の関係をもってしまい、実際に結婚しないでいると、結婚詐欺になってしまいます。
パパ活をしている女性の中には、あくまで「食事だけ」と考えている人も多く、体の関係をもちたいからといって、無理して結婚などを約束してしまうと、犯罪行為になってしまうことがあるので注意しましょう。
犯罪にならないケース
ここまではパパ活で犯罪になってしまうケースについて紹介してきました。
そのため犯罪になってしまうようなことさえしなければ、そこまで、心配せずにパパ活を安全にすることができます。
ここからは、パパ活でも犯罪にはならないケース2つ紹介していきます。
特定の相手とだけパパ活をする場合
パパ活をしている女性の中には、複数の男性とパパ活の関係をもっている場合があります。犯罪になるリスクをなくすためには、特定の相手とだけパパ活をすることが大切です。
特に、複数の男性と1回限りでパパ活をしているという場合には注意が必要です。
体の関係を迫ったり、体の関係をもったりした場合は、援助交際となってしまう可能性もあります。できる限り、1人の特定の相手と楽しむようにしましょう。
食事のみの場合
パパ活では、食事などの対価としてお小遣いを渡しています。そこには現金の受渡しがあるため、体の関係をもってしまうと、売春行為として扱われてしまいます。
また、相手が既婚者や恋人がいる女性だった場合には、不貞行為になってしまいます。
そのため、このようなリスクをなくすためには、食事のみの関係にすることが大切です。
食事やデートのみの関係なら、相手が既婚者だった場合でも、不貞行為などにはならないため、犯罪になることはありません。しかし、相手が未成年の場合は体の関係がなくても犯罪行為になってしまいます。
安全にパパ活をするには?
犯罪行為を犯さずに、安全にパパ活を楽しむためには、いくつか気をつけておくべきポイントがあります。ここでは、パパ活を安全に楽しむための注意点を3つ紹介していきます。
お金の交渉をきちんとする
パパ活をする男性の中には、お小遣いとして支払う金額を一方的に決めてしまったり、満足できなかったからといって支払いを拒んだりする人もいますが、それは詐欺などになってしまう可能性があります。
男性も会った対価として、お金を支払っていますが、女性側も自分の時間を相手に提供していたり、相手が楽しむことができるようにさまざまなことをしたりしています。
ですから、男性側も、事前に決めたお金はきちんと支払わなければいけません。
また、お小遣いを決める際には、男性側から一方的に決めるのではなく、相手の要望を聞いたうえでお互いに相談して決めるようにしましょう。
性行為を強要しない
パパ活をしている女性の中には、あくまで一緒に食事やデートをするだけで性行為は考えていないという女性もいます。
相手が自分のタイプで、どれだけ魅力的でも、体の関係を強要してはいけません。当然ですが、無理やりホテルに連れ込むなどの行為も禁止です。女性側から、事前に体の関係がOKされている場合だけにしてください。
相手の年齢や既婚かどうかを確認する
前のも述べたように、未成年とのパパ活や、既婚者とのパパ活は犯罪行為になってしまいます。そのため、事前にきちんと確認しておく必要があります。
未成年の場合は、免許証などの生年月日だけを確認させてもらえばわかりますし、既婚者かどうかも相手にきちんと聞くようにしましょう。
既婚者であるにも関わらず未婚だと偽っていた場合は、パパ側の責任は小さくなりますが、これらを確認せずにパパ活をしてしまうと、知らず知らずのうちに犯罪行為になってしまう可能性がありますので、パパ活をする前には、必ず確認するようにしましょう。
まとめ
パパ活は決して犯罪行為ではありません。ですがちょっとしたことに気をつけておかないと犯罪になってしまう可能性は充分あります。犯罪になるケースとならないケースをきちんと知っておかないと、意識しないうちに犯罪行為をしてしまうので危険です。
この記事を参考にして、安全なパパ活を楽しんでくださいね。